このページでは、文字列の先頭の文字を返すLeft関数、文字列の中央の文字を返すMid関数、文字列の末尾の文字を返すRight関数を説明します。
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Left関数の説明
Left関数は、文字列の先頭の文字を返す関数です。
構文
Left( 文字列, 文字数 )
文字列には、文字列を入れます。
文字数には、返す文字の数を入れます。
Left ( 1列のテーブル、 文字数 )
1列のテーブルには、対象の1列のテーブルを入れます。
文字数には、返す文字の数を入れます。
使用例
はじめに、1つ目の構文の例です。
テキスト入力コントロールに入力した abcdefghi を対象にLeft関数の動きを見てみます。テキストラベルのTextプロパティに下記を入れます。
1 |
Left(TextInput1.Text,3) |
上記のように、先頭の3文字のみが表示されます。
次に、1列のテーブルを指定する場合の構文を試します。下記のテストコレクションというコレクションがあるとします。
ボタンのOnSelectプロパティに下記を入れます。コレクション”テストコレクション”のValue列の先頭3文字を、コレクション”結果”として作成するという内容です。
1 |
ClearCollect(結果,Left(テストコレクション,3)) |
実行して、ボタンをクリックすると、下記のように先頭3文字のみが抽出されたコレクションが作成されます。
Mid関数の説明
Mid関数は、文字列の中央の文字を返す関数です。
構文
Mid( 文字列, 開始位置 [, 文字数 ] )
文字列には、文字列を入れます。
開始位置には、何文字目の文字から返すかを指定します。
文字数には、開始位置から何文字目までの文字を返すかを入れます。省略した場合は末尾までの文字を返します。
Mid ( 1列のテーブル、 開始位置 [、 文字数 ] )
1列のテーブルには、対象の1列のテーブルを入れます。
開始位置には、何文字目の文字から返すかを指定します。
文字数には、開始位置から何文字目までの文字を返すかを入れます。省略した場合は末尾までの文字を返します。
使用例
はじめに、1つ目の構文の例です。
テキスト入力コントロールに入力した abcdefghi を対象にMid関数の動きを見てみます。テキストラベルのTextプロパティに下記を入れます。
1 |
Mid(TextInput1.Text,4,3) |
上記のように、4文字目から3文字分が表示されます。
次に、1列のテーブルを指定する場合の構文を試します。下記のテストコレクションというコレクションがあるとします。
ボタンのOnSelectプロパティに下記を入れます。コレクション”テストコレクション”のValue列の4文字目から3文字分を、コレクション”結果”として作成するという内容です。
1 |
ClearCollect(結果,Mid(テストコレクション,4,3)) |
実行して、ボタンをクリックすると、下記のように4文字目から3文字分のみが抽出されたコレクションが作成されます。
Right関数の説明
Right関数は、文字列の末尾の文字を返す関数です。
構文
Right( 文字列, 文字数 )
文字列には、文字列を入れます。
文字数には、返す文字の数を入れます。
Right ( 1列のテーブル、 文字数 )
1列のテーブルには、対象の1列のテーブルを入れます。
文字数には、返す文字の数を入れます。
使用例
はじめに、1つ目の構文の例です。
テキスト入力コントロールに入力した abcdefghi を対象にRight関数の動きを見てみます。テキストラベルのTextプロパティに下記を入れます。
1 |
Right(TextInput1.Text,3) |
上記のように、末尾の3文字のみが表示されます。
次に、1列のテーブルを指定する場合の構文を試します。下記のテストコレクションというコレクションがあるとします。
ボタンのOnSelectプロパティに下記を入れます。コレクション”テストコレクション”のValue列の末尾3文字を、コレクション”結果”として作成するという内容です。
1 |
ClearCollect(結果,Right(テストコレクション,3)) |
実行して、ボタンをクリックすると、下記のように末尾3文字のみが抽出されたコレクションが作成されます。
まとめ
このページでは、文字列の先頭の文字を返すLeft関数、文字列の中央の文字を返すMid関数、文字列の末尾の文字を返すRight関数を説明しました。
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