このページでは、全ての大文字を小文字に変換するLower関数、全ての小文字を大文字に変換するUpper関数、各単語の最初の文字が小文字であれば大文字に変換し、その他の大文字は小文字に変換するProper関数を説明します。
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Lower関数の説明
Lower関数は、全ての大文字を小文字に変換する関数です。
構文
Lower( 文字列 )
文字列には、小文字に変えたい対象の文字列を入れます。
Lower( 1列のテーブル )
1列のテーブルには、小文字に変えたい文字列のテーブルを入れます。1列のテーブルである必要があります。
使用例
はじめに、1つ目の構文の例です。
テキストラベルのTextプロパティに下記を入れます。Power Appsという文字列を全て小文字に変換する例です。
1 |
Lower("Power Apps") |
上記のように、全ての文字が小文字で表示されます。
次に、1列のテーブルを指定する場合の構文を試します。下記のテストコレクションというコレクションがあるとします。
ボタンのOnSelectプロパティに下記を入れます。コレクション”テストコレクション”の文字列を全て小文字に変えたものを、コレクション”結果”として作成するという内容です。
1 |
ClearCollect(結果,Lower(テストコレクション)) |
実行して、ボタンをクリックしてコレクション”結果”を確認してみると、下記のように全て小文字に変換されていることを確認できます。
Upper関数の説明
Upper関数は、全ての小文字を大文字に変換する関数です。
構文
Upper( 文字列 )
文字列には、大文字に変えたい対象の文字列を入れます。
Upper( 1列のテーブル )
1列のテーブルには、大文字に変えたい文字列のテーブルを入れます。1列のテーブルである必要があります。
使用例
はじめに、1つ目の構文の例です。
テキストラベルのTextプロパティに下記を入れます。Power Appsという文字列を全て大文字に変換する例です。
1 |
Upper("Power Apps") |
上記のように、全ての文字が大文字で表示されます。
次に、1列のテーブルを指定する場合の構文を試します。下記のテストコレクションというコレクションがあるとします。
ボタンのOnSelectプロパティに下記を入れます。コレクション”テストコレクション”の文字列を全て大文字に変えたものを、コレクション”結果”として作成するという内容です。
1 |
ClearCollect(結果,Upper(テストコレクション)) |
実行して、ボタンをクリックしてコレクション”結果”を確認してみると、下記のように全て大文字に変換されていることを確認できます。
Proper関数の説明
Proper関数は、各単語の最初の文字が小文字であれば大文字に変換し、その他の大文字は小文字に変換する関数です。
構文
Proper( 文字列 )
文字列には、対象の文字列を入れます。
Proper( 1列のテーブル )
1列のテーブルには、対象の文字列のテーブルを入れます。1列のテーブルである必要があります。
使用例
はじめに、1つ目の構文の例です。
テキストラベルのTextプロパティに下記を入れます。Power Appsという文字列を全て大文字に変換する例です。
1 |
Proper("power apps is the best.") |
上記のように、各単語の最初の文字が小文字であれば大文字に変換し、その他の大文字は小文字に変換する
次に、1列のテーブルを指定する場合の構文を試します。下記のテストコレクションというコレクションがあるとします。
ボタンのOnSelectプロパティに下記を入れます。コレクション”テストコレクション”の文字列を、各単語の最初の文字が小文字であれば大文字に変換し、その他の大文字は小文字に変換したものを、コレクション”結果”として作成するという内容です。
1 |
ClearCollect(結果,Proper(テストコレクション)) |
実行して、ボタンをクリックしてコレクション”結果”を確認してみると、下記のように各単語の最初の文字が小文字であれば大文字に変換し、その他の大文字は小文字に変換されていることを確認できます。
まとめ
このページでは、全ての大文字を小文字に変換するLower関数、全ての小文字を大文字に変換するUpper関数、各単語の最初の文字が小文字であれば大文字に変換し、その他の大文字は小文字に変換するProper関数を説明しました。
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