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[Power Apps]ビジュアル解説 Collect, Clear, ClearCollect関数

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このページでは、コレクションの新規作成やコレクションへのデータ追加を行うCollect関数、コレクションのデータを全て削除するClear関数、コレクションのデータを全て削除して追加するClearCollect関数を説明します。

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Collect関数の説明

Collect関数は、コレクションを新しく作成する際や、既存のコレクションにデータを追加する関数です。

構文

Collectコレクション名データ, … )

コレクション名には、コレクションの名前を入れます。
データには、コレクションに追加したいレコードやテーブルを入れます。

使用例

ボタンを3つ配置し、OnSelectプロパティをそれぞれに下記を入れます。
1つ目は、テストコレクションという名前のコレクションに、列名は指定せずに入れています。
2つ目は、「列A」列にAAA、「列B」列にBBBというレコードを指定しています。
3つ目は、「列A」列にAAA、「列C」列にCCCというレコードを指定しています。

3つのボタンのOnSelectプロパティにCollect関数を設定している画面の画像

実行して、ボタン1、ボタン2、ボタン3の順にクリックした後のコレクションを確認すると下記になります。
列名を指定していない場合は、自動で「Value」列に値が格納されます。
また、値を入れなかった部分は空欄になります。

作成されたコレクションを確認する画面の画像

このように、Collect関数は、コレクションに対してデータを追加する関数です。

Clear関数の説明

Clear関数は、指定したコレクションのデータを全て削除する関数です。

構文

Clearコレクション名 )

コレクション名には、データを削除したいコレクションの名前を入れます。

使用例

さきほどCollect関数で作成したコレクションを削除してみます。
ボタンを配置し、OnSelectプロパティに下記を入れます。

ボタンのOnSelectプロパティにClear関数を設定している画面の画像

実行して、クリアボタンをクリックした後のコレクションを確認すると下記になります。
下記のように、列名は残したままデータのみが全て削除されます。

コレクションが削除されていることを確認する画面の画像

Clear関数は、コレクションの全てのデータを削除します。特定のレコードのみを削除したい場合は、Remove関数やRemoveIf関数を利用します。

ClearCollect関数の説明

ClearCollect関数は、指定したコレクションのデータを全て削除した後、データを追加する関数です。
Collect関数のような追記ではなく、上書きする(データを差し替える)場合に利用する関数であり、Clear関数とCollect関数を同時に実行するような動作をします。

構文

ClearCollectコレクション名データ … )

コレクション名には、対象のコレクションの名前を入れます。
データには、コレクションに追加したいレコードやテーブルを入れます。

使用例

はじめにCollect関数で利用したボタンを全てClearCollect関数に入れ替えた場合の動きを見てみます。
OnSelectプロパティをそれぞれに下記を入れます。

3つのボタンのOnSelectプロパティにClearCollect関数を設定している画面の画像

実行して、ボタン1、ボタン2、ボタン3の順にクリックした後のコレクションを確認すると下記になります。
ボタンをクリックする度に、全て削除してから追加するため、最後のデータのみが残ります。

作成されたコレクションを確認する画面の画像

このように、ClearCollect関数は、コレクションのデータを全て削除した上で、データを追加する関数です。

まとめ

このページでは、Collect関数、Clear関数、ClearCollect関数について説明しました。

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