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[Power Apps]ビジュアル解説 Update, UpdateIf関数

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このページでは、データソース内のレコード全体を置換させるUpdate関数、データソース内で条件に一致するレコードの値を変更するUpdateIf関数を説明します。

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Update関数の説明

Update関数は、データソースの中の、レコード全体を置換させる関数です。

構文

Updateデータソース置換前レコード置換後レコード [, All ] )

データソースには、置換させたいレコードが入っているテーブルを入れます。
置換前レコードは、置換させたい対象のレコードを入れます。
置換後レコードは、置換後のレコードを入れます。指定しなかった値は空欄として置換されます。
Allは、変更前レコードに一致するすべてのレコードを置換します。コレクションでは、同じレコードが複数存在することがあります。 Allを指定しない場合、1つのレコードのみの置換になります。

使用例

はじめに、下記のSharePointリスト”売上管理表”をデータソースとして試してみます。

例として利用するSharePointのリストを表示している画面の画像

SharePointリスト”売上管理表”をギャラリーで表示します。
ボタンを追加し、OnSelectプロパティに下記を入れます。ボールペン(黒)の単価を100円から150円に変更するという内容です。

ボタンのOnSelect関数にUpdate関数を設定している画面の画像

実行してみると、特に変化が見られません。元に戻ってみるとエラーが表示されており、「ID: フィールド ‘ID’ は必須です。」と下記のように表示されます。

ボタンのOnSelect関数の値がエラーになっている画面の画像

次に、SharePointリスト側で該当の行のIDの値を確認し、下記のようにIDを指定してみます。

エラーを修正した後の画面の画像

実行してみると、また特に変化が見られません。元に戻ってみるとエラーが表示されており、「ID: 指定された列は、サーバーによって生成された列なので指定できません。」と下記のように表示されます。

再度異なるエラーが表示されている画面の画像

つまり、Update関数はSharePointのリストには適用できないということになります。レコード全体を変更したいというケースもあまり無いと思いますので特に問題ないかと思います。
なお、UpdateIf関数でSharePointリストの指定した値を変更することはできます。

次に下記のコレクションを例にUpdate関数を説明します。

例として利用するコレクションを表示している画面の画像
ボタンのOnSelectプロパティにUpdate関数を設定している画面の画像

実行して、ボタンをクリックすると、下記のようになります。
指定した入社年と所属は更新されていますが、氏名が空欄になっています。このようにUpdate関数では指定しなかった値は空欄になります。

指定しなかった値が空欄になっていることを確認している画面の画像

このように、特定のレコードを、他のレコードに置換することができます。指定しなかった値は空欄になるという仕様を理解して利用しましょう。

UpdateIf関数の説明

UpdateIf関数は、データソース内で条件に一致するレコードの指定した値のみを変更する関数です。

構文

UpdateIfデータソース条件式1, {変更する列名1:変更後の値1} [, 条件2{変更する列名2:変更後の値2}, … ] )

データソースは、変更させたい対象のデータソースを入れます。
条件式は、変更したい値を示す条件式を入れます。
変更する列名は、条件式に一致した場合に変更する対象の列名を入れます。
変更後の値は、条件式に一致した場合に変更する対象の列の変更後の値を入れます。

使用例

下記のSharePointリスト”売上管理表”をデータソースの例として説明します。

例として利用するSharePointのリストを表示している画面の画像

SharePointリスト”売上管理表”をギャラリーで表示します。
ボタンを追加し、OnSelectプロパティに下記を入れます。ボールペン(黒)の単価を100円から150円に変更するという内容です。

ボタンのOnSelect関数にUpdateIf関数を設定している画面の画像

実行して、ボタンをクリックすると、下記のように100円から150円に変わります。また、SharePoint側で単価×数量という集計値になっている列も自動で再計算された値に変わります。

UpdateIf関数で指定した条件のみが表示されていることを確認している画面の画像

SharePointリスト側を見てみると、下記のように変更されていることを確認できます。
Update関数はSharePoinitリストに対して利用できませんでしたが、UpdateIf関数は利用できます。もちろんコレクションに対しても利用できます。

SharePointリスト側も同じく変更されていることを確認している画面の表示

このように、特定の条件に一致したレコードの、指定した値を変更することができます。

まとめ

このページでは、データソース内のレコード全体を置換させるUpdate関数、データソース内で条件に一致するレコードの値を変更するUpdateIf関数を説明しました。

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