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[Power Apps]ビジュアル解説 Set関数

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このページの内容

このページでは、グローバル変数の作成や、値の更新を行うためのSet関数を説明します。
グローバル変数とは、同一Screen内だけでなくアプリ全体で利用可能な変数です。

用語については下記もご参照ください。

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Set関数の説明

Set関数は、グローバル変数の作成や値の更新を行う際に利用する関数です。

構文

Set(変数名, )

変数名には、作成や更新を行いたいグローバル変数の変数名を入れます。
には、値を入れます。

使用例

テキスト入力コントロールに入力した数字を、足したり引いたりして、答えを表示する場合の例です。「次の画面へ」ボタンをクリックして次の画面でも同じ変数を参照できることを確認します。下記が画面イメージです。

テキスト入力コントロールと、4つのボタンが表示されている画面の画像

足し算、引き算のボタンのOnSelectプロパティにそれぞれ下記を入力します。

左下のテキストラベルのTextプロパティや、次の画面のテキストラベルのTextプロパティには、同じ”合計”というグローバル変数を入れています。

次の画面へボタンのOnSelectプロパティに下記を入力します。

実行して、100を入力して足し算ボタンをクリックすると下記のように100と表示されます。

100を入力して足し算ボタンをクリックし、100と表示されている画面の画像

その後、30を入力して引き算ボタンをクリックすると、下記のように70と表示されます。

30と入力して引き算ボタンをクリックし、70と表示されている画面の画像

「次の画面へ」ボタンをクリックすると、下記のように70が表示され、画面をまたいでも変数を参照できることを確認できます。

次の画面をクリックして画面が遷移した後でも70と表示されている画面の画像

このように、グローバル変数として値を保持しておき、計算結果を表示することができます。

なお、作成した変数は、「ビュー」メニューの「変数」から値や利用されている場所を確認することができます。

ビューメニューの変数からグローバル変数の値と使われている場所を確認している画面の画像

メニュー構成については下記もご覧ください。

まとめ

このページでは、Set関数について説明しました。
他のプログラミング言語では普通に利用される”変数”というものですが、Power Appsでは変数を利用することはなるべく避けた方が良いとされています。Power Appsでは、基本的に各コントロール間で、数式によって値が連動するような作りのため、変数を使わない方がデータの不一致や不整合が起きにくくなるためです。
値を保持しておかないと作れないケースの場合のみ”変数”を使うようにしましょう。

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